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シャリーノ/歌劇「私を裏切った光」(全曲)

サイトウ・ジュンコ(ソプラノ):マラスピーナ伯爵夫人
ティモシー・シャープ(バス):マラスピーナ伯爵
ガリーナ・チェルノワ(メゾソプラノ):客
ラルフ・ハイリヒターク(バリトン):召使
ティト・チェッケリーニ(指揮)/アンサンブル・リゾニャンツェ

録音:2002年7月21日(ライヴ)

シャリーノ/歌劇「私を裏切った光」(全曲)

価格:

2,190円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)はイタリアのシチリア島パレルモで生まれ、ほとんど独学で作曲を学びました。1978-80年ボローニャ市立劇場の芸術監督を務め、1974-96年ミラノ、ペルージャ、フィレンツェの音楽院で教えるなど次第に活躍の場を広げています。最近ではその作品が相次いでレコーディングされ、その独創的な響きとユニークな技法を持った音楽が高い評価を受けています。シャリーノが1998年に完成した室内オペラ「私を裏切った光(私を裏切るまなざし)」は、ジャチント・アンドレア・チコニーニの戯曲「名誉と引き換えの裏切り」(1664)を題材にしたオペラ。作曲家でもあったヴェノーザ公カルロ・ジェズアルド(1560頃-1613)が不貞の妻とその愛人を惨殺した事件をもとにしていますが、クライマックスを除いてはほとんどの歌詞、台詞は削除され、歌手たちは断片的な言葉を歌うのみです。伴奏の管楽器や打楽器もやたらか細い音で演奏するよう指示され、管楽器は吹くことよりも、楽器のキーを叩くことが中心になっているほど。その謎めいた不思議な音響で緊張感いっぱいの音楽は、聴き手の耳をそばだたせずにはおきません。とりわけ「間奏曲」では不協和音を伴った印象的な旋律が高らかに歌われ、ドキリとさせられます。録音の優秀さも手伝って、声と器楽が織りなすユニークな響きをリアルに聴き取ることができ、シャリーノの個性的な音楽の魅力がよく伝わるアルバムです。

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