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ジョン・ケージ/打楽器のための作品集

ジョン・ケージ(1912-1992):
1. 27' 10.554
(一人の打楽器奏者のための;1956)
2. 龍安寺(オーボエ・ソロと打楽器のための/サクソフォンと打楽器のための版;1983-1985)
3. Composed Improvisation(スネア・ドラムのみのための;1987-1990)
4. Variation VIII(2人の演奏者のための版;1978)
5. ONE4(ソロ・ドラマーのための;1990)

シモーネ・マンクーゾ(打楽器)
ティモシー・マッカリスター(2,サクソフォン)、ダグラス・ノッティンガム(4,エレクトロニクス)

録音:2011年12月、2012年2、3月、テンペスト・レコーディング・スタジオ、テンピ、アリゾナ州
    2012年3月、GCC・レコーディング・スタジオ、グレンデール、アリゾナ州(4のみ)

ジョン・ケージ/打楽器のための作品集

価格:

2,138円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

現代音楽の雄として名高いジョン・ケージ(1912-1992)は打楽器のための作品集。音を一切発しない「4分33秒」や何をしてもよい「0分00秒」、サイコロを振って音符(音量、音高、持続、音色等々)を決めて作曲する「偶然性」を導入した「易の音楽」など、ケージの音楽には20世紀最大の前衛音楽家といってもいいほど多彩なアイデアがふんだんに盛り込まれています。そのため現代音楽のみならずフルクサスやハプニングなどの美術運動やパフォーマンス・アートなど、20世紀後半の芸術家や芸術思想に多大な影響を与えました。そのケージの打楽器作品は、現代曲としては異例なほどの人気を持っています。
「27分10.554秒」は、ケージが易経に傾倒していた時期の1956年に書かれた作品で、偶然性に満ちた音響がユニークです。しかし、実際には特定のリズムの構造パターンが繰り返し自在にその長さや組み合わせを変えがら現れ、打楽器も、皮、金属、木製、そして3者が渾然一体となったグループの4つのグループに分けられて細かく指示がされるなど意外にも楽譜は緻密に書かれています。また、「龍安寺」は、1962年にケージが石庭で有名な京都の龍安寺を訪れた際に日本の禅に触発され、究極の禅庭を音で表したという傑作。もともと図形楽譜の不確定性の音楽であり楽器の指定もないため、何で演奏するかで印象も十人十色ですが、このサクソフォンと打楽器によるバージョンもいかにも「龍安寺」らしい雰囲気を楽しませてくれます。「Composed Improvisation」ゃ「ONE4(1の4乗)」では音は極限まで切りつめられ、ほとんど静寂の中にポツリ・ポツリと音が散らばっているという極めてユニークかつ不思議な音楽で、沈黙もまた音楽というケージらしさがよく現れています。薄型デジパック・ケース。

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