スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)／チェコ・ナショナル交響楽団
録音：2014年10月15-18日、チェコ、プラハ、CNSO 第1スタジオ
Steinway & Sons【アメリカ輸入盤】
カナダの若手注目ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーによるSTEINWAYレーベル２枚目のアルバムとなります。前作はチャイコフスキーとグリーグの協奏曲でしたが、今回はラフマニノフ(1873-1943)の２曲の協奏曲の最新盤です。スチュワート・グッドイヤーは、カナダのトロント音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院で学士号を修得し、ソリストとして活躍しています。日本でも人気者の彼は、2013年の来日の際にNHK交響楽団の演奏会にて、バーンスタインの交響曲第２番「不安の時代」のピアノ・パートを演奏し、こちらも大絶賛されました。明晰なピアニズムと卓越したリズム感が評価されていますが、その美点はここでも最大に発揮されていて、音の一粒一粒がはっきり見えるような精悍なタッチと、叙情性を併せ持つ素晴らしいピアノです。これ以上ないくらい甘ったるいメロディのはずの曲が、クールかつ情熱をもって演奏され、ソリストがぐいぐい引っ張っていきます。それを支えるのは、フォルスター率いるチェコ・ナショナル交響楽団。終始クリヤーで瀟洒な響きをお楽しみいただけます。流麗で美しいラフマニノフに心から浸れる名演です。薄型デジパック・ケースです。
