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ブライアン/管弦楽作品集(ブルレスク変奏曲、伝説、悲歌ほか)

ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972):
1.伝説:Ave atque vale(1968)
2.悲歌(1954)
3~10.創作主題によるブルレスク変奏曲(1903)
11~14.イングランド組曲第5番「田園的な情景」(1953)


ゲーリー・ウォーカー(指揮)/BBCスコティッシュ交響楽団

録音:2009年7月23-24日、イギリス、グラスゴー、シティ・ホール

ブライアン/管弦楽作品集(ブルレスク変奏曲、伝説、悲歌ほか)

価格:

2,241円 (税込)

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TOCCATA CLASSICS【イギリス輸入盤】

ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972)は、ホルストやヴォーン・ウィリアムズと同世代のイギリスの作曲家。独力で音楽を学び、1907年にプロムスでヘンリー・ウッドが「イングランド組曲第1番」を取り上げて、一躍世に認められるようになりましたが、その後の長い生涯のほとんどは不遇で、その作品も無視され続けました。しかしブライアンは怪作曲家と言われるほどユニークなエピソードが多く、50歳を過ぎてようやく完成した最初の交響曲第1番「ゴシック」は、クラシック音楽における最長の交響曲であり、もっとも大きな楽器編成を持つ作品と言われるほど桁外れな規模を持っています。オーケストラ(バンダ含む)が約190人、混声合唱が約500人、児童合唱が約100人、ソリスト4人で合計約800人という規模はまさに圧倒的ですが、名指揮者ボールトがBBC交響楽団とともに演奏しており、MALCO POLO(現在はNAXOS)レーベルからオンドレイ・レナールト指揮のCDもリリースされており、それなりに人気があります。ブライアンの凄いところは、その後も演奏される見込みのないまま交響曲を32曲も書き続け、そのうちの20曲は80歳を過ぎてから完成されたものと言うのですから、創作意欲の衰えとは全く無縁のバイタリティーあふれる人物だったようです。
このアルバムは、そんなブライアンの残した管弦楽曲を集めたもので、「創作主題によるブルレスク変奏曲」と「イングランド組曲第5番」はこれが初めての商業録音であり、「伝説」と「悲歌」は世界初録音という珍しくも貴重な内容となっています。初期の「ブルレスク変奏曲」と晩年の「伝説」の間には65年という歳月の開きがあるところは長寿のブライアンならではですが、作風に大きな変化は感じられないのもさすが。いわゆるイギリスに多い牧歌的な音楽ではなく、R・シュトラウスのような華麗で複雑なオーケストレーションが楽しめる作品です。とくに「ブルレスク変奏曲」はなかなか立派で親しみやすく、ブライアン再評価のきっかけになりそうです。

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