1. アーバン/ヴェニスの謝肉祭による変奏曲
2. ボザ/奇想曲 Op.47
3. ヘイルストーク/トランペットのための変奏曲
4. チャールズ・コフ編/マカレナの乙女
5. ボザ/歌
6. コープランド/クワイエット・シティー(ウォストル編)
7. アルチュニアン/トランペット協奏曲(ピアノ伴奏版)
8. 黒人霊歌/時には母のない子のように
ロドニー・マック(トランペット)、カレン・ウォルウィン(ピアノ) 録音:2001年
ALBANY【アメリカ輸入盤】
独奏のロドニー・マックはアメリカのニューオリンズ出身のトランペッターで、なんとウィントン・マルサリスのいとこで、マルサリスからもトランペットの手ほどきを受けたそうです。若干15歳でデビューし、アメリカ国内のオーケストラとの共演をし、ソロ・コンクールでも数々の入賞歴があります。現在はスペインのカタルーニャ国立バルセロナ交響楽団のトランペット奏者を務めています。ピアノ伴奏は妻のカレン・ウォルウィンがあたっており、2人の息の合ったアンサンブルが楽しめます。ロドニー・マックのトランペットはときおり技術的な弱さを感じさせてしまい、録音もやや冴えない音質ではありますが、何といっても曲目が素晴らしいアルバムです。
トランペット吹きにはお馴染みのアーバンの「ヴェニスの謝肉祭」に始まり、ボザのトランペット作品やコープランドの名曲「クワイエット・シティー」など興味を惹き付けるものばかり。また知る人ぞ知るアルチュニアンの名曲「トランペット協奏曲」の大変珍しいピアノ伴奏版も聞きものです。