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ドン・ギリス/星で飾られた交響曲、アマリロ、交響曲第8番「舞踊交響曲」

ドン・ギリス(1912-1978):
1-4. 星で飾られた交響曲
5. アマリロ~交響的セレブレーション
6-9. 交響曲第8番「舞踊交響曲」


イアン・ホブソン(指揮)/シンフォニア・ヴァルソヴィア   録音:2003年2月25-27日

ドン・ギリス/星で飾られた交響曲、アマリロ、交響曲第8番「舞踊交響曲」

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2,016円 (税込)

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ALBANY【アメリカ輸入盤】

ドン・ギリス、本名ドナルド・ユージン・ギリス(1912-1978)は、トスカニーニのNBC交響楽団の裏方として知られているでしょう。このオーケストラの後継であるザ・シンフォニー・オヴ・ジ・エアの指揮者として1955年に来日してもいます。作曲家のギリスとしては、5と1/2番と言う奇妙な番号付の交響曲が最も知られており、そのほかにもアイデア豊富でユーモアに富んだ曲をたくさん残しています。ギリスは、聴き手が歌ったり弾いたりすることのできる旋律によって音楽を聴き手に届けることを目標としていました。ライト・クラシックの大家として知られ、有名な「交響曲第5-2/1番」をはじめ交響曲や管弦楽、協奏曲などいずれも肩肘はらず楽しめるエンターテインメント性の高い音楽となっています。
このアルバムは、初録音となる「星で飾られた交響曲」と「アマリロ」を含め、いずれもアメリカ万歳!という祝祭的で陽気な音楽が集められています。「星で飾られた交響曲」は番号なしの交響曲で、第1楽章「流れ作業」、第2楽章「宗教儀式のための祈りと讃歌」、第3楽章「ボビーソックス」、第4楽章「祝賀会-7月4日」という面白いタイトルが付けられ、表題音楽といえるでしょう。第1楽章も第3楽章も底抜けに明るく脳天気で、心浮き立つリズムは景気の良かった時代を表しているようです。第2楽章はうって変わって神聖な心地にさせる美しい音楽。第4楽章は7月4日の祝賀会、つまり祝日となっている独立記念日の喜びを音楽にしたノリノリの音楽で、花吹雪やパレードの光景が目に浮かぶようです。「アマリロ」は、テキサス州北西部の「テキサスの黄色いバラ」と呼ばれる都市。市政75周年の記念してドン・ギリスに委嘱された作品。交響的セレブレーションというとおり、これも元気溌剌とした楽しい音楽です。冒頭や中間部のゆったりした讃歌風のメロディーがとても美しく、後半は汽車の汽笛や走行の様子を表してアマリロが繁栄してきた歴史とそれに携わった人々への賞賛を音楽化しています。
交響曲第8番「舞踊交響曲」は、かのNBC交響楽団が初演した交響曲で、ダンスのリズムと旋律で満たされたユニークな作品。第1楽章「ジューク・ボックス・ジャイブ」は、スウィングの音楽に合わせて踊る陽気なジャイブを、第2楽章「ディープ・ブルース」はアンニュイなブルースをムーディーに表現しています。第3楽章「ワルツ」は優雅な3拍子のリズムを奏でるのではなく、踊ったり立ち止まったりする人々の光景をコミカルに表しているようで、第4楽章「ロー・ダウン・ホーダウン」は、西部開拓時代に生れたホーダウンというダンスを基にした快活な音楽です。
イアン・ホブソンとシンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏も溌剌としたエネルギッシュなもので、演奏することが楽しくてしょうがないという喜びに溢れています。作品・演奏・録音の三拍子揃った素敵なアルバムです。

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