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「シューベルト・エピローグ」~ベリオ、ライマン、ヘンツェ、ツェンダー、シュヴェルツィク

1-3. ベリオ(1925-2003)/シューベルト-レンダリング(翻訳)
4. アリベルト・ライマン(1936-)/シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
5. ヘンツェ(1926-)/「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
6-9. ツェンダー(1936-)/シューベルトの合唱曲

 (挽歌D.836、詩篇23番D.706~神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
10. クルト・シュヴェルツィク(1935-)/ロザムンデへのエピローグ

ジョナサン・ノット(指揮)/バンベルク交響楽団   録音:2002-2003年

「シューベルト・エピローグ」~ベリオ、ライマン、ヘンツェ、ツェンダー、シュヴェルツィク

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2,343円 (税込)

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TUDOR【スイス輸入盤】

シューベルトは現代の作曲家にとって過去の作曲家でも単なるソング・ライターでもないようで、たくさんの現代作曲家がシューベルトの音楽を使って新たな音楽を再創造をしています。中でもベリオ(1925-2003)の「レンダリング」は、35分近い大作ながら比較的演奏の機会の多い作品です。シューベルト未完の交響曲のスケッチ(第10番ニ長調 D.936A)を基にしており、ベリオによればこれは「修復」であって「再構築」ではなく、「シューベルト自身の手法を念頭に置き交響曲を完成する」といった方法論は避けられています。そして「避けることのできない空白を隠蔽することなく」、「つなぎ」の部分は明らかにそれと判るようにチェレスタの幻想的な音色が際立つピアニッシモで奏されます。意外なほどシューベルトらしさが一貫して保たれており、心惹かれる美しい音楽です。現代音楽はちょっと苦手という方でも、このベリオの「レンダリング」ならシューベルトと現代音楽の不思議なミックスを面白く聴いていただけることでしょう。
また、アリベルト・ライマン(1936-)は、ドイツ歌曲のピアノ伴奏者として長くフィッシャー=ディスカウと共演していただけあって、シューベルトに対する造詣はきわめて深く、ここではシューベルトのメヌエットに基づいた幻想的な作品を聴かせてくれます。ドイツの著名な作曲家であるヘンツェやツェンダー、シュヴェルツィクの作品は、どれも夢と現実が交錯する幻想的な音楽。なお、現代曲のスペシャリストとして指揮者としても活躍中のツェンダーは、シューベルトの交響曲全集の素晴らしい名演奏でも知られ、また歌曲集「冬の旅」を現代的に編曲するなどシューベルトには並々ならぬ深い造詣を持っています。そのツェンダーの「シューベルトの合唱曲集」は、あまり現代的な手法を用いずにクラシカルな美しい合唱曲に仕上げられており、シューベルト・ファンにも素直に受け入れられることでしょう。
ジョナサン・ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者。2000年1月にバンベルク交響楽団の音楽監督に就任するまでは、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる「カペルマイスター」的なキャリアを着実に歩んできました。バンベルク交響楽団に新たな全盛期をもたらしているジョナサン・ノットは、これまでTUDORレーベルに独墺系の音楽を中心に録音しており、マーラーやラフ、シューベルトの交響曲集はすでに高い評価を受けています。一方でジョナサン・ノットは、現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢は幅広い聴衆から支持されています。現代音楽ファンにもシューベルト・ファンにもオススメできるアルバム。

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