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グリーグ/「ペール・ギュント」組曲、ホルベルク組曲、トロウトハウゲンの祝祭日

エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
1~4.「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.46
5~8.「ペール・ギュント」組曲第2番 Op.55
9~13.ホルベルク組曲 Op.40
14.トロウトハウゲンの祝祭日 Op.65


ゲオルク・ジンガー(指揮)/バンベルク交響楽団(1-8)
ヴィルモス・タートライ(指揮)/ハンガリー室内管弦楽団(9-14)  録音:1965年

グリーグ/「ペール・ギュント」組曲、ホルベルク組曲、トロウトハウゲンの祝祭日

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1,800円 (税込)

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「ペールギュント」組曲を振っているゲオルク・ジンガーという指揮者についてはよく分かりませんが、オーケストラの統率が抜群で、細部まできっちりまとめ上げる手腕は大したもの。しかも非常に音楽的で、ペール・ギュントの1曲1曲がこれほど表情たっぷりに美しく演奏されるとは驚きです。名曲アルバムなどでお馴染みの「朝」でさえ、各ソロ楽器の歌い方やバランスが絶妙にコントロールされていて、あっと言う間にペール・ギュントの世界へ連れて行かれます。「ソルヴェイグの歌」のネットリした独特の節回しも悶絶ものの美しさ。晩年のチェリビダッケがこの曲を演奏したとしたら、この様な入念で彫りの深い表情付けをしたのではないでしょうか。まさに裏名盤の名に相応しい隠れた名演です。
「ホルベルク組曲」と「トロウトハウゲンの祝祭日」を演奏しているのは、ハンガリーの名門タートライ弦楽四重奏団のヴィルモシュ・タートライと彼の率いるハンガリー室内管。弦楽アンサンブルを知り尽くしたタートライならではの綺麗なアンサンブルとクリヤーな響きが美しく、「ホルベルク組曲」の「前奏曲」のイキイキした表情が素晴らしいところ。珍しい「トロウトハウゲンの祝祭日」は、愛らしいメロディーながらドラマチックに盛り上げてくれるので、とても聴き映えがします。
録音年は古いものの、音質は意外に良好で、残響たっぷりのホールの広さがよく伝わってきます。かなりオススメのアルバムです。

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