クレメンス・クラウス(指揮)/ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団 録音:1950年
TUXEDO【スイス輸入盤】
クレメンス・クラウス(1893-1954)は、ウィーンの出身の名指揮者で、戦前はウィーン・フィルの常任指揮者を一時期務めていました。ベルリン国立歌劇場やザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭などでも活躍し、当時は絶大な認許誇りました。J・シュトラウスのオペレッタやR・シュトラウスのオペラを盛んに演奏し、それらの録音は今なお名盤として高い評価を受けています。
この「真夏の夜の夢」もクレメンス・クラウスの隠れた名演の1つ。この曲を聴き尽くした方にこそぜひ聴いてほしい優れた演奏です。ステレオ録音と表記されているものの、音質はあまり良好とはいえませんが、クレメン・クラウスらしいセンスの良さ、ファンタジーあふれる大人の演奏は一聴に価します。