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ドヴォルザーク/伝説曲、チェコ組曲

オンドジェイ・クカル(指揮)、ブジェティスラフ・ノヴォトニー(指揮)
南ボヘミア室内フィル   録音:1994年11月

ドヴォルザーク/伝説曲、チェコ組曲

価格:

1,987円 (税込)

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MUSIC VARS【チェコ輸入盤】

ありそうで意外に録音の少ないドヴォルザークの優れた2作品をセットで聴ける好企画。これらの曲を聴いて嫌いだという日本人はあまりいないでしょう。甘く切ないメロディーと郷愁を感じさせる温かいハーモニーは非常に親しみやすく、素朴なチェコのムード満点です。「伝説曲」は、もともとピアノ連弾の「スラヴ舞曲集」の続編として作曲された(両方とも後に管弦楽曲化された)だけあって、比較的簡素な作りで爽やかな味わいの佳曲です。各4分ほどの小品ながらも全部で10曲もあるため、全曲では45分ほどもあるなかなかの大作です。もっと聴かれていい曲のハズですが、録音や演奏の機会はあまりなく、全曲版のディスクはI=フィッシャー盤(PH)とノイマン盤(SUPRAPHON)が過去にリリースされた程度。一部の曲だけなら、バルビローリやビーチャムによる味の濃いロマンチックな演奏もありました。指揮のオンドジェイ・クカルは、もともとチェコの現代作曲家として注目を集めた人ですが、は指揮者としてもチェコのマイナー・レーベルから何枚もアルバムをリリースしています。この「伝説曲」は、小編成のオケらしくスッキリとした響きのアンサンブルですが、若干ピッチの悪さが耳に付きます。とはいえ、指揮者の優れたバランス感覚と繊細な表現は見事です。
一方の「チェコ組曲」も同様に親しみやすい曲ですが、これも一般的にはノイマン盤(SUPRAPHON) とクチャル盤(BRILLIANT)くらいのものでしょうか。第2曲などは、ドラマ「のだめカンタービレ」の中でたびたび使用されて、すっかりお馴染みになりました。指揮のブジェティスラフ・ノヴォトニーは、チェコ・ヴァイオリン界の巨匠として有名で、プラハ交響楽団のコンサートマスターを務めたほか、名門カルテットとして著名なプラハ弦楽四重奏団の中心メンバーとしても長らく活躍しました。このノヴォトニーによる演奏は、まさに老成した指揮者らしい丁寧で愛情に満ちた素晴らしいものです。クカルが指揮した同じオケとは思えないほど、弦楽器の艶やかな響きと統率のとれたアンサンブルが堪能できます。これぞ隠れた名演奏といえるでしょう。

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