1-6. マルセル・トゥルニエ(1879-1951)/ハープ・ソロのための6つのノエル Op.32
7-10. アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974)/ノエルのパストラール
11-18. ウィレム・ペイペル(1894-1947)/フランスのノエル
19. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)/ファンタジー Op.124
20-22. フランク・マルタン(1890-1974)/3つのノエルの歌
ミリアム・オフェルラッハ(ハープ)、ヤナ・マハレット(フルート)
ザビーネ・ヴュトリヒ(ソプラノ)、エルス・ケシェギ(チェロ)
録音:2010年8月30日-9月2日
QUERSTAND【ドイツ輸入盤】
ノエルとはフランス語でクリスマスのことであり、このアルバムはいずれもクリスマスに関連した近代フランスの音楽を集めています。いずれの作品もハープとフルートが活躍し、ふんわり柔らかな響きとアンニュイなメロディをもった瀟洒で魅力的な作品ばかりです。フランスの偉大なハープ奏者マルセル・トゥルニエ(1879-1951)の「6つのノエル」や、オランダの作曲家ウィレム・ペイペル(1894-1947)の作品はなかなか珍しく、これらの曲を聴くことができるというだけでもハープ・ファンにとって注目に値するでしょう。特にペイペルの「フランスのノエル」は、人懐こいメロディがたいへん印象的で、ソプラノとハープのために書かれた作品としては最上級の美しさをもった音楽であることは間違いありません。おそらく初めて耳にされる方がほとんどと思われますが、妙に親しみやすいこの曲の虜になる方も多いのではないでしょうか。マルタンの「3つのノエル」もソプラノ歌唱を中心にフルートとハープの織りなす妖しい響きが堪りません。オススメです。薄型デジパック・ケースです。