アストル・ピアソラ(1921-1992)
1. アディオス・ノニーノ(ホセ・ブラガト編曲)
2. アレバーレ(合図)(ミロンタンゴ編)
3. プエノスアイレスの春(ホセ・ブラガト編曲)
4. ブエノスアイレスの秋(ホセ・ブラガト編曲)
5. ホセ・ブラガト(1915-)/ミロンタン
6. トード・ブエノスアイレス(ミロンタンゴ編)
7. 孤独(ミロンタンゴ編)
8. 鮫(ホセ・ブラガト編曲)
9. 天使のミロンガ
10. 天使の死(ホセ・ブラガト編曲)
11. 天使の復活
12. 忘却(ホセ・ブラガト編曲)
13. リベルタンゴ(ミロンタンゴ編)
ミロンタンゴ
ミリアム・ナハティガル(フルート)
ベアトリーチェ・ブレゴーリ(ピアノ)
アンネッテ・イーゼンベルク(チェロ)
録音:2011年8月11日、ライヴ、サン・ジェルマン音楽祭、コレン(Correns)の教会、フランス
VOICE OF LYRICS【フランス輸入盤】
南米音楽を愛する3人の女性奏者たちが2001年に結成したトリオ「ミロンタンゴ」が、ピアソラの没後20年に合わせて制作したファースト・アルバム。アストル・ピアソラ(1921-1992)はアルゼンチンの作曲家で、バンドネオン演奏家としても活躍しました。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出し、いまなお絶大な人気があります。ピアソラの楽曲は、様々な編成のアレンジで親しまれていますが、このアルバムではミロンタンゴ自身の編曲とホセ・ブラガト(1915-)による編曲が中心となっています。ホセ・ブラガトはもともとチェロ奏者ですが、ピアソラの親友の作曲家でもあり、ピアソラの音楽を知り尽くしていると言われています。プラガトがこのアンサンブルのために書いた新作「ミロンタン」が収められており、これもまたピアソラの作風そっくりです。「ミロンタンゴ」の演奏は、フルートとチェロ、ピアノという編成のせいか響きはやや軽めで、また女性的な優雅な感性が息づいたオシャレなもの。ピアソラのシリアスで重苦しい音楽が苦手という方には、むしろ新鮮で聞きやすいことでしょう。